「ふむ、年に一度しか会えなくなったら。ですか」
また変なことを…と差し入れのクッキーと紅茶に舌鼓を打ちながら思う美鈴。
木陰に座り込んで休憩を取っている。いい具合に冷えた紅茶が美味しいのかごくごくと喉を鳴らしている。
「…最近忙しくて一緒にゆっくり過ごせてないけどね?」
でもそれとこれとは別、と気に凭れ掛かりながら美鈴の方を見下ろしている咲夜が言う。
暑さに弱い、というよりも夏の日差しに殊更弱い主とその妹の為に従者たちはそれぞれ奔走していたのだ。
日がかんかんと照っている昼間は昼間で美鈴が心配するためあまり会えてないのだ。
「会えないのは会えないので悲しいですし辛いです」
仕事上仕方のないことですけどね、とマイペース気味に答える美鈴。
求めていた答えと違うのか、少しばかり不機嫌な咲夜。
「ですが…」
よっと、という掛け声と共に立ち上がる。
「会えずともいつも咲夜さんが見つめてくださっていますからね」
真剣な声色と瞳。そんな美鈴に気圧されたのか後ずさりしようとする咲夜。
しかし、それは満足にできない。
「ね?」
にへら、と笑う美鈴。
「なっ…」
顔を真っ赤にし、次の瞬間にはいない咲夜。
「…別にからかったつもりはないんですけどね」
そう数の多くない窓の一つを見る美鈴。
「あれだけ見つめられていたら嫌でもわかりますよ」
ああ、この言葉は適切じゃないですかねと肩を竦めながら持ち場に戻る。
『死してなお、愛おしい者たちといれますように』
『愛おしい者たちの幸せを守れますように』
満天の星空の下、そんなことが書かれた短冊が風に揺らいでいた―。
うん、別に七夕でなくてもよかったね。
以下解説とは言えない解説。
言わずもがな織姫と彦星の伝説が主軸になってます。
なんとなく仕事と人と妖怪の隔たりで会えない日が続くのかもしれないというイメージがあったもので。
たぶん一年と言わず一週間会わなかったら大変なことになるのでそうなる前にお嬢様が活躍するかとは思いますが(笑)
仕事の合間にちょこちょこと美鈴の方を見ている咲夜さんっていいよねな人なので。
それでいてそのことに気が付きつつも知らないふりをしている美鈴もいいよねって感じですので。
願い事がお互いのことだけじゃないのは恥ずかしさとともに「紅魔館が好き」って二人の気持ちがピッタリ合っている、ということです。
お互いも好きだし、大事だけれどもまたそれとは違った「好き」と「大事」が主をはじめとする紅魔館のメンバーに感じている気持ちなのでさんざん悩んだ末にこういった願い事におちつくんじゃないかなぁと。
咲夜さんのは物議を醸しだしそうですが。
他のメンバーもきっとみんなのことを思っての願い事になりそうです。
なんとなく仕事と人と妖怪の隔たりで会えない日が続くのかもしれないというイメージがあったもので。
たぶん一年と言わず一週間会わなかったら大変なことになるのでそうなる前にお嬢様が活躍するかとは思いますが(笑)
仕事の合間にちょこちょこと美鈴の方を見ている咲夜さんっていいよねな人なので。
それでいてそのことに気が付きつつも知らないふりをしている美鈴もいいよねって感じですので。
願い事がお互いのことだけじゃないのは恥ずかしさとともに「紅魔館が好き」って二人の気持ちがピッタリ合っている、ということです。
お互いも好きだし、大事だけれどもまたそれとは違った「好き」と「大事」が主をはじめとする紅魔館のメンバーに感じている気持ちなのでさんざん悩んだ末にこういった願い事におちつくんじゃないかなぁと。
咲夜さんのは物議を醸しだしそうですが。
他のメンバーもきっとみんなのことを思っての願い事になりそうです。
七夕めーさくいいですね....
返信削除僕の元にもフランちゃんが居たr
いえ、何でもないです
七夕咲アリもいいんですよ…!(泣)
削除私の元にも咲夜さんがいt
…叶ってほしい、この願い